薪ストーブ料理の達人への道(南部鉄器で炊き込みご飯)

薪ストーブ料理の達人への道(南部鉄器で炊き込みご飯)

ドブレ700SL(Dovre700SL)x 南部鉄器で炊き込みご飯

■南部鉄器で炊き込みご飯

薪ストーブは、お料理も得意なんです。
もちろん、薪ストーブ料理の醍醐味っていうのは、
楽しみながら上達するっていうのが大きいのですが。
今回使用した、ベルギー製の薪ストーブ・ドブレ700SLは、
中型サイズのクラスで、炉内は広々としており、
また炉床もフラットな仕上げになっており、
暖房にも、もちろんお料理にも使い勝手もGOODなんです。

(詳しくは、こちらの薪ストーブPICK UP記事:ドブレ700SL / DOVRE 700SLをご覧ください)

今回は、このドブレ700SLで、

『南部鉄器で炊き込みご飯』

に挑戦しました。

ドブレ700SLは、よくあるスタンダードな形の薪ストーブでもありますしね。
メトス 名古屋ショールームでは、今シーズンはこの薪ストーブが大活躍。
薪ストーブ初心者ユーザーや薪ストーブ料理の入門編として、チャレンジしたり、
たくさん遊んでもらうキッカケになってもらえればと思います。


■ドブレ700SL本体

↑今回の、モデル ドブレ700SLです。


■はじめに、

どんな薪ストーブでも同じことが言えますが、薪ストーブ料理をする場合の準備として炉を育て、
炉内に熾き火をつくり、炉内の温度管理をすることがとても重要なのです。

ですから、ガンガンに炎がたっている状態では、せっかくのお料理が、真っ黒コゲになってしまいますし、
薪を新しく継ぎ足すタイミングには、注意と我慢が必要となります。

そう、焦りは禁物なんです。

薪ストーブ料理をするときは、その時の、炉内の薪の状態や状況や温度、
そして、薪ストーブへのエア(空気量)の調節などにより判断し、準備するのです。

薪ストーブのご機嫌を伺うのです。

まぁ、とりあえず、挑戦してみましょう。

ドブレ700SLの熾き火。

うーん。やっぱり、いい感じで熾き火が育っています。
今日も、ドブレ700SL君ご機嫌な感じ。
このおき火を眺めているだけでも素敵な気分。

時折、火かき棒で炉内の熾き火をゴソゴソと、慣らしてくださいね。
まだまだ、赤い星がいっぱい。火力はどうかな~。

それから、ゴトク(五徳 G109)を、ドブレ700SLの炉内へ投入します。↓
 

熱いので、グローブ(皮手袋)(MGL)をしてください。↓

W250 x D250 x H100(mm)。
大きさ的にも、ドブレ700SLの炉内に、余裕に入ります。
ほら、ゆったりと。

炉内の高温にも、耐えられるよう頑丈なデザインになっています。

納まり良いね!

クッキングアイテムは、ご飯を炊くので、
南部鉄器の CT-6 クックトップ丸 浅型(24cm)を使いました。

■材料&レシピ 
 
□お米       2合

□しめじ      
□にんじん     
□栗        
□ごぼう      
□油揚げ      
□しょうが     それぞれ適量 

□お水  
 
□調味料    
  ・しょうゆ    大さじ1と1/2
  ・さけ      大さじ1
  ・塩       小さじ1/2

じっくり、ドブレ700SLの炉内を育てたら、
南部鉄器を丸ごと投入です。
炉内の薪や炎の状態をみながら、そして、経験とセンスで、炉内の温度を判断し、
いざ、ダイナミックに投入しましょう。。。

ワイルドに!

バーベキュー的な感じですね。

 そうは言っても、良く分からないし、やっぱり不安ですよね。。。。

これがあると便利です。

薪ストーブ用 メトスオリジナル オーブン内サーモメーター(OV-350)。

やっぱり、失敗したら嫌なので、最近はこれを、無難に使用しています。

ホント便利。

正面扉をしめます。
こうすれば、
炉内がオーブン室になるのです。
なるほどね。
こんな使い方が薪ストーブの魅力のひとつですね。

じっくり、待ちます。

約25分~経過

炉内の、薪ストーブの空気量の調整は都度しながら炉内の温度を管理します。
熾き火のパワーってすごい。

ご飯を炊くときのポイントは、
はじめは強火、それから弱火にします。
蓋をとるのは、最後までじっと我慢です。

赤子泣いても蓋とるなとも言いますよね。
おいしさをいっぱい閉じ込めましょう。
 
そろそろできたかな。

薪ストーブの炉内からは、
シューシュー、ご飯の炊き上がったおいしそうな音が聞こえます。

白い湯気も見えてきました。

いい感じになってきました。

こんな風に少しの間蒸らしておきます。


炉内で、料理した南部鉄器は取り出すとき、
かなり高温になっています。
 
ゴトクやレンガで台をあらかじめ作って
準備しておくと良いですね。

段取り肝心です。

取り出すときは、ホントに熱いですから注意!。
手袋+クッキングタオルを何枚も重ねて取り出すって感じですかね。

ホントに熱いですよ!
 
中身のお料理をこぼさないように!

うまく炊けました。
おいしい香りがふわ~っと部屋中に広がります。
ふっくら炊き上がってておいしそう。
 
おこげも少しあります。 

香ばしい!

いただきま~す。

炉内のゴトクは、熱いので、お料理が終わったら、安全に取り出しておきましょう。
こんな風に、引っ掛けて、炉内から、取り出して冷ましておきます。
かなり高温になっているので、注意してくださいね。

南部鉄器は熱いまま水洗いしないでくださいね。
割れや変形の原因となりますからね。
冷ましてから水洗いしましょう。

■感想

薪ストーブ料理は、どんなお料理でも、このように炉内をうまく活用すれば
、オーブン料理もできるし、間違いなく楽しさ倍増です。
南部鉄器などを、使用すれば、使い勝手の幅も広がります。
いわゆるダッチオーブン料理というやつですね。
冬の楽しみのひとつでもありますね。
また、ドブレ700SLは手ごろなサイズで、暖房としてもお料理するにも優れもの
GOOD JOBです。


ドブレ700SL(ベルギー)/ 輸入元 株式会社メトス